理事長ご挨拶

 

理事長 手塚正彦 

 2021年の年頭に当たり、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。

 当法人は、日本公認会計士協会が中心となり、経済界、学界、関係各界の協力を得て2009年に7月に設立されました。当法人の理念である「我が国の会計人材の育成、会計リテラシーの向上に貢献する」ことを目的として、広く会計、監査及び税務に関心を有する者のニーズを踏まえた教育研修事業を行っております。
 昨年は、新型コロナウイルス感染症対策として、役員・実務家研修におけるオンライン講義の導入とオンディマンド研修の拡充、実務補習におけるライブ講義のeラーニング講義への全面移行などを行いました。本年も、新型コロナウイルス感染症対策に努めるとともに、①役員・実務家研修の魅力の向上、②公認会計士試験合格者を対象とした実務補習所の効率的な運営と環境変化に適応した実務補習の実施、③公認会計士に対する継続的専門研修(CPE)の効率的運営に注力してまいります。

① 役員・実務家研修の魅力の向上
  企業活動のグローバル化の進展、デジタル・トランスフォーメーションによるビジネスの変革、気候変動リスク等に代表される非財務情報開示の重要性の高まり等に伴い、従来の会計教育の範疇にとどまらない幅広い研修ニーズが生まれています。これらのニーズの的確に応えるために、これまで提供してきた会計、税務、コーポレート・ガバナンスに関する体系的な教育プログラムや旬な話題を取り上げて解説する「最新トピックセミナー」の一層の充実を図るとともに、新たなニーズに応えるために、非財務情報開示に関する新規講座の開設や会計不正の発見能力と問題処理能力の向上に役立つ研修プログラムの開発などに取り組んでまいります。

② 実務補習所の効率的な運営と環境変化に適応した実務補習の実施
  昨年は、新型コロナウイルスの感染拡大により、オンラインによる研修を段階的に導入することとしました。新型コロナウイルス感染の収束が見通せない現状において、本年も、ゼミナール及びディスカッションを中心に、オンラインでの実施の拡充を図ります。 
 また、ビジネスの複雑化、企業経営のグローバル化の進展、デジタル・トランスフォーメーションによるビジネスの変革という環境変化に対応できる公認会計士を育成する観点から、日本公認会計士協会、会計大学院協会等と連携して実務補習のカリキュラム及び教材の抜本的な見直しを行い、順次導入してまいります。
 2020年実施の公認会計士試験のスケジュールが変更されたことに伴い、2020年期の実務補習生の入所が例年に比べて3か月遅い2021年2月中旬になります。このスケジュールの大幅な変更が実務補習の運営に悪影響を及ぼさないよう万全の対策を講じて、安定的な運営に注力してまいります。

③ CPEの効率的運営 公認会計士のCPEについては、日本公認会計士協会が企画し、当法人が業務委託を受けて運営しています。当法人は、オンライン研修の充実を図り、運営コストの削減と一層の運営の効率化を実現してまいります。

 当法人は、「国際的にも評価される質の高い会計人材の育成や会計リテラシーの向上を通じて、我が国における経済社会の発展に貢献」すべく、本年も全力で取り組んでまいります。
 今後とも、経済界、学界等の関係各所にご協力を仰ぐことが不可欠と考えておりますので、引き続きご理解とご協力を賜りますよう、宜しくお願い申し上げます。

 

2021年1月
一般財団法人 会計教育研修機構
理事長  手塚 正彦

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