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【過去に開催した研修会】

実務補習生対象特別セミナーのご案内(単位認定研修)

 

  


 
「会計プロフェッションの倫理・懐疑心と覚悟」
 講 師:八田進二 氏(青山学院大学大学院会計プロフェッション研究科 教授)

 

(開催日程)
 ①東京 平成29年12月21日(木)14:00~16:00 

公認会計士会館

【申込】
 ②名古屋 平成29年12月 22 日(金)10:00~12:00

日本公認会計士協会東海会

【申込】
 ③大阪 平成29年12月 22 日(金)15:00~17:00

日本公認会計士協会近畿会

【申込】
 ④福岡 平成29年12月 19 日(火)10:00~12:00

日本公認会計士協会北部九州会

【申込】
 
(単  位)本セミナーを受講すると、J1の実務補習講義単位を2単位取得できます。
 

≪講師からのメッセージ≫

「真の会計プロフェッションを目指して」

 「経済活動あるところ会計あり」そして「会計あるところ監査あり」といわれるように、会計と監査は、民主主義社会における経済活動のインフラをなしている。そうした経済社会が健全かつ公正であるために、会計および監査の専門家である会計プロフェッションが担うべき役割は極めて大きい。
 今般、公認会計士試験に合格した皆さんの場合、晴れて、この社会的にも崇高な役割を担うべき会 計プロフェッションの仲間入りをするための入り口に立ったのである。したがって、これからが、本 当の意味での厳しい自己規律を踏まえての努力と自己研鑽が求められるのであり、生涯にわたって の教育研修が、真の会計プロフェッションに到達 するための最大の課題である。このような謙虚な 気持ちを抱くことなく、単に、筆記試験による試験合格のみをもって、もはや当然のように会計プロ フェッションの仲間入りを果たしたと勘違いすることは、厳に慎まなければならない。それどころ か、これまで試験勉強に集中してきたことで失ってきたかもしれない教養や社会常識については、今後は、可能な限り身に着ける努力を惜しまない ことが望まれる。
 というのも、わが国における近年の公認会計士を取り巻く環境は、これまでの歴史の中で体験したことのないほどに厳しさが増しており、社会からの信頼も十分に得られているとはいいがたいか らである。それは、知名度の高い歴史ある企業の不正会計に対して、公認会計士監査が本来の役割を果たしてきておらず、長年にわたって見落とされてきたということだけでなく、公認会計士全体の資質が著しく劣化しているのではないかとの懸念 が示されているからである。
 そのため、監査人の行動規範である監査基準においても、職業専門家としての懐疑心の保持および発揮が強調され、また、より一層の職業倫理の向 上に向けた対応等も講じられてきている。とりわけ、監査独占業務を担う公認会計士の場合、一般社 会の人々の倫理観よりはさらに高度の倫理意識が 求められているのであり、そうした社会の期待に応えることで初めて会計プロフェッションとして の信頼が得られるものといえる。
 これまでの試験勉強の中では身に着ける機会のなかった、ビジネスマンとしての基本的なマナーや素養、さらには専門職業人としての誠実性や倫理観について、時間をかけて修得していくことが、結果として、公認会計士業界全体の信頼と社会的な評価の源泉になるものと思われる。
 会計プロフェッションの最大の使命は、何といっても、公共の利益(パブリック・インタレスト)を守ることであり、そのためには、社会からの全幅の信 頼が得られる会計プロフェッションでなければな らない。これまでは、自身の問題ないしは業務のみ を中心に考え、行動すれば事足りていた場合が多かったであろうが、これからは、自分以外の他者な いしは自分を取り巻くすべての関係者に対して貢献する意識を醸成することが強く求められる。
 そのためには、円滑なコミュニケーションを図る能力を養成するとともに、常に、激しく変革する社会の動向を敏感に感じ取れるリスク感覚を磨き続けることが極めて重要である。真の会計プロフェッションとして、社会からのリスペクトを得ることこそが、公認会計士合格者にとっての究極の課題であり、そうした努力を継続させることで、 初めてわが国の会計および監査制度の発展も本物のものとなるのではないだろうか。今般の実務補習生向けセミナーでは、「会計プロフェッションの倫理・懐疑心と覚悟」と題し、真の会計プロフェッションとなるべき原点についてお話したい。

 

  ※セミナーは、天候や交通機関等の影響で中止または時間変更になる場合がございます。

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